当院は心臓病、カテーテル検査・治療、人工透析の専門病院です。

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今月のトピックス

放射線科 2016年08月号

当院で行っている放射線検査は一般X線撮影・CT・血管造影(カテーテル検査)です。
一般X線撮影とCTについて少しですがご紹介します。

一般X線撮影

X線を人体に照射して目的の部位を調べる一般的な検査です。

当院で一番多い検査は胸部X線撮影で、肺・心臓・血管などの病気を調べる検査です。

肺は黒く写りますが、肺炎などを起こしているとその場所は白く写ります。

撮影する時は息を大きく吸って肺を広げた状態にします。

また、息を止めないと画像がぶれてしまうので、息を吸ったらしっかり止めることが大切です。


CT

一般X線撮影より、さらに詳しく目的の部位を調べる精密検査です。

CTでは人体にX線を照射して得た情報をコンピューターで処理をして断面画像を作成します。簡単に言うと人体を輪切りにしたような画像です。

体内を様々な角度で観察することにより、内臓や血管などの病気がないか詳しく検査することができます。

必要に応じて3D画像を作成して人体や病気の構造を解りやすくしています。

  

診療放射線技師から患者様へ

放射線を使った検査では被ばくを伴います。これを医療被ばくと呼びます。

放射線を使った検査での利益と被ばくをするリスクを比較して、利益が十分に上回ると医師が判断した場合に放射線を用いた検査を行います。

診療放射線技師は撮影するだけではなく、医療被ばくを出来るだけ少なくする努力も行っています。
当放射線科では今年の6月に「被ばく低減推進施設認定」を取得しました。

これからも被ばくを必要最小限に抑えつつ、診断に有用な画像提供を常に心がけて業務に勤しんでまいります。

放射線検査に関する疑問や被ばくのことなど、ご不明な点は担当した診療放射線技師に是非、ご相談ください。