当院は心臓病、カテーテル検査・治療、人工透析の専門病院です。

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今月のトピックス

看護部 2016年06月号

岩槻南病院の看護部は、外来透析病棟カテ室医療連携室の5部署に分かれています。

42年前に外来・透析から始め、12年前に病棟・カテ室を併設してから看護師人数が増え、今は64人の看護師・准看護師と看護補助者が働いています。

看護部も8年前に組織としての活動を始めたため、当初は部署間の連携が難しかったのですが、平成25年から看護師の教育と各部署の連携を図りやすくする目的のため、グループワークと発表会の形式で、院内研修を始めました。

平成27年度の院内勉強会&院内研修をご紹介します

新人向け院内勉強会
日程 講義内容 講師
4月23日(木) 虚血性心疾患について 宮澤Dr
4月30日(木) 不整脈について 院長
5月19日(火) 心不全について 飯野Dr
6月10日(水) 腎不全・透析について 久保Dr
6月24日(水) 心臓リハビリについて PT・心臓リハビリ指導士

平成27年度は上記の内容で新人向けの院内勉強会を開きました。講師は当院の医師にお願いしました。昨年から岩槻区の救急隊の皆様にも声をかけ、一緒に勉強や意見交換をすることにより、良好な連携が図れるようにしています。

院内研修会
目標
  • 組織の仕組み、構造について学び、病院組織の中で看護師としての立ち位置、役割を理解して働くことのできる看護師の育成に努める
  • 看護部の組織構造、連携について学び、組織の一員として業務遂行ができる看護師育成に努める
日程
平成27年9月~平成28年1月
グループワーク
平成28年2月
グループ発表会の開催
方法
  • 看護師、准看護師を部署や仲良し同士が固まらないように5グループに分ける
  • 月に1回、グループワークを開催した
     
  • グループワークは9時~17時までで行った
  • 各グループワークの前に組織についての講義を行い、「病院組織の中での看護部(看護師)の役割」について話し合いを行った
  • 発表会で各グループの話合った内容を発表しディスカッションを行った

     

     

     
修了後アンケート結果
  • ①今回の研修はどうでしたか?
  • ②今回の研修の形式はどうでしたか?

  • ③良い形式と感じた理由は?

  • ④悪い形式だと思った理由
    • 1日研修の時間を取ることが大変 (1名)
    • 問題は明確になっていても触れられることはなく問題解決につながらない(1名) 
  • まとめ
    • Aチーム
      PT情報を看護師、他職種などと連携を取り、同じ目的を持つ仲間として情報共有することができる。
    • Bチーム
      患者が安心・満足して医療を受けられる環境を提供する。
    • Cチーム
      看護師一人では力が足りず、目標達成することができないが、各々、チーム、部署、看護部、病院全体として多数の力を合わせることで理念を達成することができる。
    • Dチーム
      看護師の集団における個々の役割を認識することで看護部間の連携が確率する。
      その結果、外来・透析・病棟・カテ室・病診連携室の1つの集団が機能し、更に他職種との連携を取ることで病院の理念に基づいた安全で室の高い医療の提供と、患者の健康の維持・増進につなげていくことができると考える。
    • Eチーム
      高齢社会のため、慢性病の患者が増えている。
      病院内でのコミュニケーション・情報共有を密にしていくだけではなく、地域での連携も不可欠である。
      そのために常に変化している状況や必要とされるニーズを把握し、看護師として臨機応変に対応していきたい。
  • 今年度も地域の皆様にあたたかい看護を提供するための院内研修・勉強会を考え中です。